佐伯地方の主たる古戦場は大友義鑑(宗麟の父)と佐伯惟治との栂牟礼合戦(攻城戦)、島津勢の豊後侵攻時の島津家久と佐伯惟定との堅田合戦(野戦)、明治期の佐伯地方全域を舞台とした西南戦争(山岳戦)があげられる。西南戦争の合戦規模は田原坂に比肩すると言われる。新選組最強の剣豪であった齊藤一も参戦し負傷している。
それぞれに切なく哀しい伝承が各地に残されている。それ以外にも、佐伯地方では、古来、多くの外部勢力(大内氏、河野氏、島津氏)との海上戦も経験してきた。 海の民の誉が刻まれている。
後年、種田山頭火がここを行乞、「日が落ちかかる その山は祖母山」